ドッグフードについて

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ドッグフードについてお悩みの方は多いと思います。
出来るだけ良い物を与えたいと言うのが愛犬家の皆さんの望みでしょう。
しかしながらどんなドッグフードを与えて良いのかわからない。
当犬舎でも様々なフードを与えて来ましたが、まだまだ試行錯誤中です。

ここでドッグフードについて考えてみましょう。

人間同様、犬も健康的に生きる上で最も重要なのが食事だと思います。
さすがのウサインボルト(100m走世界記録保持者)でも
小さい頃からお菓子やカップラーメンばかり食べていたとすれば
世界記録どころかアスリートになれていなかったと思います。
犬でも一緒です。健康で素晴らしい資質を持ち合わせていても
与える食事が悪ければ本来の美しさや健康的な体は手に入りません。

犬は本来、肉食であると言われております。歯の形状を見ても
人や草食動物と違って食べ物を磨り潰す歯がありません。
かと言っても赤身の肉だけ与えていても問題です。
肉食動物は捕えた生き物の内臓や未消化の食べ物から
様々な栄養を摂取していたからです。

現在、野生時代と同じ物を与えようと思っても、それは
不可能に近いと思います。
そこで市販のドッグフードに頼らざるを得ない状況ではありますが
ドッグフードが万全かと言われると難しい所です。
そこを踏まえてドッグフードの話をして行きます。

多くの皆さんが与えているのがドライドッグフードだと思います。
現在の主流ドッグフードです。
数多くのドライドッグフードが販売されておりますが、
10kg1000円しない物から1kgで数千円の物もございます。

高いから良いだろうと安易に考えるのはダメだとは思いますが
さすがに安すぎるフードは疑ってみるべきです。
例えば10kgで1000円のドッグフード。輸送コスト、人件費、
パッケージ代等も考えると10kgの原材料には
何が使われてるのでしょうか?

ドライフードですのでかなり水分は飛ばされています。
つまり10kgのドッグフードを作るためには何倍もの
重量の原材料が必要になると言う事です。
おそらく原材料コストは数百円ですので、考えるだけでも恐ろしいですね。

もちろん10kgで1000円と言うドッグフードは論外ですが
ちょっと高価だから安心と言うわけではございません。
皆さんが良く知ってる有名なドッグフードでもオススメ出来ない物は
多々ございます。

ドッグフードの裏面や側面に栄養価や原材料が記載されております。
原材料は何が何%入っているかの細かい数字は書かれておりませんが
使われている%の多い順に記載されております。
使用されている原材料が新鮮で安心して食べられる物と言うのは大前提ですが
使われている原材料にも注目してみて下さい。
第一原材料には何が使用されておりますか?

そして栄養価ももちろん重要です。
骨を作り、筋肉を作り、素晴らしい被毛を生やす為にはタンパク質が必須です。
記載されているタンパク質のパーセンテージはどのくらいでしょうか?

犬は個体差がございますので絶対にコレと言うドッグフードを上げるのは
難しいですが、最低限チェック出来るところはチェックして、
間違いの無いドッグフードを選んで頂けたら幸いに思います。