【専門家が解説】イギリス系ダックスフンドとは?その特徴と系統を知る


この記事でわかること

  • イギリス系ダックスフンドとは何か?
  • イギリス系の特徴(体型・性格・血統など)
  • 他系統(ドイツ系・アメリカ系)との違い
  • 日本でイギリス系を迎える際の注意点

目次

  1. なぜ「ドイツ系・イギリス系・アメリカ系」という分け方があるのか?
  2. イギリス系ダックスフンドの特徴とは?
  3. 他系統との違い:ドイツ系・アメリカ系と比べて
  4. 日本で迎える際に知っておきたい「イギリス系」を選ぶ視点
  5. 系統を知ることの意味とは?
  6. まとめ

1. なぜ「ドイツ系・イギリス系・アメリカ系」という分け方があるのか?

ダックスフンドは本来、ドイツでアナグマ猟用の犬として作出された犬種です。 
その後イギリスやアメリカなどで「家庭犬」「ショードッグ」として改良が進み、見た目・性格・スタンダード(犬種基準)などに国ごとの違いが生まれました。 
こうした背景から、愛好家のあいだで「ドイツ系」「イギリス系」「アメリカ系」という区別が使われるようになっています。 


2. イギリス系ダックスフンドの特徴とは?

体型・骨格の特徴

  • 足が比較的短めで、胴がやや長く見えやすい傾向があります。 
  • 丸みのあるフォルム・顔立ちが「家庭犬らしい可愛らしさ」を感じさせる体型です。 

性格・気質の傾向

  • 人懐っこく、明るい性格という印象を持たれることが多いです。 
  • 家庭での暮らしに馴染みやすいという点で選ばれることが多い系統です。

血統・スタンダードの観点

  • イギリス系の血統では、英国ケネルクラブ(KC)が採用するスタンダードが影響を与えているとも言われます。 
  • 見た目・愛玩性・家庭適応性を重視した改良がされてきた背景があります。

3. 他系統との違い:ドイツ系・アメリカ系と比べて

系統体型・骨格の傾向性格/用途の傾向色・スタイルの傾向
イギリス系胴がやや長め・足が短め・丸みあるフォルム明るく人懐っこい・家庭犬向き柔らかい印象・色のバリエーションも豊か
ドイツ系筋肉質・バランス取れた体型・やや足が長めという説あり実用性・猟犬的特質を残す・慎重な傾向あり落ち着いた色・使役系の雰囲気強め  
アメリカ系胸が深い・首長め・存在感のある体型ショー用途・華やかさ重視・明るい性格が多め派手な毛色・模様も多用される  

※ただし、これらはあくまで「傾向」です。系統だけで全てが決まるわけではありません。育て方・環境・個体差が大きく影響します。 


4. 日本で迎える際に知っておきたい「イギリス系」を選ぶ視点

  • 血統書や犬舎情報で「英国系」「KC」「イギリス血統」と記載の有無を確認。
  • 見た目だけで「短足・胴長」という極端な体型に偏っていないか、バランスをチェック。
  • 性格・環境・育てられ方に注目。系統以上に「育成環境」がその子の暮らしやすさに影響を与えます。
  • 健康面での配慮も忘れず、特に胴長短足の構造ゆえに起こりやすい疾患(腰・背中)についても念頭に置きましょう。

5. 系統を知ることの意味とは?

系統の違いを知ることは、単なる「見た目の違いを楽しむ」ことではありません。
それ以上に、その犬がどのような背景・ブリーディング方針を持って作られてきたかを理解することが、飼い主としての「選び方」や「育て方」に直結します。
系統のラベルを楽しむこともできますが、最も重要なのは「どんな環境で生まれ、どんな育ちをしてきたか」です。


6. まとめ

「イギリス系ダックスフンド」とは、愛玩性・家庭適応を重視して改良されてきた系統であり、体型・性格・スタンダードにその特色が出ています。
しかしながら、系統だからといって「絶対こうだ」というわけではなく、犬自身の個性・育成環境・健康管理が何より大切です。

もしこれからダックスフンドの迎えを検討しているなら、系統の違いを“知る入口”として楽しみつつ、最終的には「この子と暮らしたい」と思える条件が揃っているかを、しっかり確かめてください。