ダックスフンドの椎間板ヘルニアとは?予防と対策のすべて


「ダックスフンドは椎間板ヘルニアになりやすい」と聞いたことがある飼い主さんも多いのではないでしょうか。

でも、実際にどんな病気で、何を気をつければいいのかまでを、具体的に知っている方は意外と少ないかもしれません。

この記事では、椎間板ヘルニアの基本的な知識から、日常でできる予防法、そして早期発見のためのポイントまでを、専門的な視点でわかりやすく解説します。


目次

  1. 椎間板ヘルニアとは?ダックスフンドがかかりやすい理由
  2. どんなサインが出る?初期症状と見分け方
  3. ヘルニアを防ぐために日常でできること
  4. 発症してしまったら?治療法と回復までの流れ
  5. 日々の生活に取り入れたい「予防の習慣」
  6. まとめ|“起きる前に守れる”のが、最大の安心

1. 椎間板ヘルニアとは?ダックスフンドがかかりやすい理由

椎間板ヘルニアとは、背骨と背骨の間にあるクッション(椎間板)が飛び出し、神経を圧迫する病気です。

これにより、痛みや麻痺、歩行困難などの症状が現れます。

なぜダックスフンドに多い?

  • 胴が長く、腰への負担が大きいため
  • 椎間板の構造自体に脆さがある(軟骨異栄養性犬種)
  • 遺伝的に、若い頃から椎間板の劣化が始まる個体も多い

特に4歳〜8歳ごろに多く発症しますが、1歳未満やシニアでも起こる可能性があります。


2. どんなサインが出る?初期症状と見分け方

椎間板ヘルニアは、ある日突然起こるように見えて、実は徐々に進行していることもあります。

初期症状チェックリスト

  • 歩き方がぎこちない、ふらつく
  • 背中を丸めるようにして動く
  • 抱き上げたとき「キャン」と鳴く
  • 階段を嫌がる、段差を避けたがる
  • 排泄がうまくできない

これらのサインが見られたら、早急に動物病院へ相談することが大切です。


3. ヘルニアを防ぐために日常でできること

椎間板ヘルニアは、日々の暮らしの工夫によって予防可能な病気でもあります。

段差・ジャンプを避ける

  • ベッドやソファにはスロープを設置する
  • 上り下りの多い階段には柵を設けて侵入禁止に
  • 「後ろ足で着地するジャンプ」は特に危険です

正しい抱き方を覚える

  • お腹とお尻をしっかり支えて水平に持ち上げる
  • 前足だけを持ち上げる抱き方はNG(背中に負担)

体重管理と運動のバランス

  • 肥満はヘルニアの大きなリスク
  • 軽い散歩や室内遊びで筋肉を維持しつつ、体に負担をかけない運動を

4. 発症してしまったら?治療法と回復までの流れ

万が一、椎間板ヘルニアを発症してしまった場合でも、早期治療と適切な対応によって回復するケースもあります。

保存療法

  • 症状が軽度なら「安静・内服薬・レーザー」などの保存療法が第一選択
  • ケージレスト(安静期間)が非常に重要です

外科手術

  • 麻痺や排泄障害がある場合、手術が必要となることも
  • 成功率は比較的高く、術後リハビリで元の生活に戻る子も多いです

回復後のケア

  • リハビリ(温熱・歩行練習など)と生活環境の見直しが再発防止につながります

5. 日々の生活に取り入れたい「予防の習慣」

毎日のちょっとした気づきが、大きなリスクを防ぐカギになります。

取り入れたい習慣リスト

  • 毎日、歩き方や体の触り心地をチェック
  • 抱き方・上げ下ろしの仕方を家族全員で共有
  • 室内に滑り止めマットを敷く
  • 定期的に体重を測る・食事量を記録する
  • 年1〜2回の健康診断で、関節や筋肉の状態を確認

6. まとめ|“起きる前に守れる”のが、最大の安心

椎間板ヘルニアは、ダックスフンドにとって決して他人事ではない病気です。
でも、だからこそ──

  • 正しく知る
  • 日々の暮らしを工夫する
  • 早く気づく

この3つを意識するだけで、「もしも」のリスクは大きく減らすことができます。

大切な家族と、これからも笑顔で一緒に過ごしていくために。
「病気が起きる前のケア」を、今日から始めてみませんか?