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ダックスフンドの椎間板ヘルニアとは?予防と対策のすべて
「ダックスフンドは椎間板ヘルニアになりやすい」と聞いたことがある飼い主さんも多いのではないでしょうか。
でも、実際にどんな病気で、何を気をつければいいのかまでを、具体的に知っている方は意外と少ないかもしれません。
この記事では、椎間板ヘルニアの基本的な知識から、日常でできる予防法、そして早期発見のためのポイントまでを、専門的な視点でわかりやすく解説します。
目次
- 椎間板ヘルニアとは?ダックスフンドがかかりやすい理由
- どんなサインが出る?初期症状と見分け方
- ヘルニアを防ぐために日常でできること
- 発症してしまったら?治療法と回復までの流れ
- 日々の生活に取り入れたい「予防の習慣」
- まとめ|“起きる前に守れる”のが、最大の安心
1. 椎間板ヘルニアとは?ダックスフンドがかかりやすい理由
椎間板ヘルニアとは、背骨と背骨の間にあるクッション(椎間板)が飛び出し、神経を圧迫する病気です。
これにより、痛みや麻痺、歩行困難などの症状が現れます。
なぜダックスフンドに多い?
- 胴が長く、腰への負担が大きいため
- 椎間板の構造自体に脆さがある(軟骨異栄養性犬種)
- 遺伝的に、若い頃から椎間板の劣化が始まる個体も多い
特に4歳〜8歳ごろに多く発症しますが、1歳未満やシニアでも起こる可能性があります。
2. どんなサインが出る?初期症状と見分け方
椎間板ヘルニアは、ある日突然起こるように見えて、実は徐々に進行していることもあります。
初期症状チェックリスト
- 歩き方がぎこちない、ふらつく
- 背中を丸めるようにして動く
- 抱き上げたとき「キャン」と鳴く
- 階段を嫌がる、段差を避けたがる
- 排泄がうまくできない
これらのサインが見られたら、早急に動物病院へ相談することが大切です。
3. ヘルニアを防ぐために日常でできること
椎間板ヘルニアは、日々の暮らしの工夫によって予防可能な病気でもあります。
段差・ジャンプを避ける
- ベッドやソファにはスロープを設置する
- 上り下りの多い階段には柵を設けて侵入禁止に
- 「後ろ足で着地するジャンプ」は特に危険です
正しい抱き方を覚える
- お腹とお尻をしっかり支えて水平に持ち上げる
- 前足だけを持ち上げる抱き方はNG(背中に負担)
体重管理と運動のバランス
- 肥満はヘルニアの大きなリスク
- 軽い散歩や室内遊びで筋肉を維持しつつ、体に負担をかけない運動を
4. 発症してしまったら?治療法と回復までの流れ
万が一、椎間板ヘルニアを発症してしまった場合でも、早期治療と適切な対応によって回復するケースもあります。
保存療法
- 症状が軽度なら「安静・内服薬・レーザー」などの保存療法が第一選択
- ケージレスト(安静期間)が非常に重要です
外科手術
- 麻痺や排泄障害がある場合、手術が必要となることも
- 成功率は比較的高く、術後リハビリで元の生活に戻る子も多いです
回復後のケア
- リハビリ(温熱・歩行練習など)と生活環境の見直しが再発防止につながります
5. 日々の生活に取り入れたい「予防の習慣」
毎日のちょっとした気づきが、大きなリスクを防ぐカギになります。
取り入れたい習慣リスト
- 毎日、歩き方や体の触り心地をチェック
- 抱き方・上げ下ろしの仕方を家族全員で共有
- 室内に滑り止めマットを敷く
- 定期的に体重を測る・食事量を記録する
- 年1〜2回の健康診断で、関節や筋肉の状態を確認
6. まとめ|“起きる前に守れる”のが、最大の安心
椎間板ヘルニアは、ダックスフンドにとって決して他人事ではない病気です。
でも、だからこそ──
- 正しく知る
- 日々の暮らしを工夫する
- 早く気づく
この3つを意識するだけで、「もしも」のリスクは大きく減らすことができます。
大切な家族と、これからも笑顔で一緒に過ごしていくために。
「病気が起きる前のケア」を、今日から始めてみませんか?
