目次

  1. カニンヘンダックスの足が長く見えるのはなぜ?
     1-1. 日本に多い「短足型」が基準になっているから
     1-2. ドイツ系は本来の正しい比率を持っているから
  2. FCIブリードスタンダードで定められた体型比率とは?
     2-1. 体高と体長の比率(1:1.7〜1.8)
     2-2. 胸深さと足の長さのバランス
     2-3. FCI加盟国における遵守義務
  3. イギリス系とドイツ系の違い
     3-1. 見た目の印象が変わるポイント
     3-2. 日本でイギリス系が主流になった経緯
  4. 混血説は本当?
     4-1. チワワなどの血が混ざると純血ではなくなる
     4-2. 同じドイツ系でも足の長さに個体差はある
  5. 足の長さと健康の関係
     5-1. 胴長短足型の腰への負担
     5-2. 正しい比率がもたらす安定性
  6. 迎える前に知っておきたいこと
     6-1. 体型は健康と直結する
     6-2. 本来の比率を知って選ぶことの大切さ
  7. まとめ
     7-1. 長く見えるのは「正しい」から
     7-2. 原産国基準を知って愛犬を理解する

カニンヘンダックスの足が長く見えるのはなぜ?

日本に多い「短足型」が基準になっているから

カニンヘンダックスを飼っている方から、「うちの子、足が長い気がする」という声をよく耳にします。
しかし、その多くは本当に長いわけではなく、日本に多い“短足型”を基準に見ているための錯覚です。
日本では、イギリス系統のダックスフンドが長らく主流で、胴が長く脚が短い体型が一般的でした。そのため、正しい比率のドイツ系を見ると、相対的に脚が長く見えてしまうのです。

ドイツ系は本来の正しい比率を持っているから

原産国ドイツでは、世界犬連盟(FCI)が定めるブリードスタンダードに沿った体型比率が守られています。
この比率に忠実なドイツ系のダックスは、健康的でバランスの取れた姿をしており、それが「足長」に見える要因です。


FCIブリードスタンダードで定められた体型比率とは?

体高と体長の比率(1:1.7〜1.8)

FCI基準では、体高と体長の比率は1:1.7〜1.8と明確に定められています。
これは、見た目の印象だけでなく、動きや健康面にも直結する重要な数値です。

胸深さと足の長さのバランス

胸の深さは体高の約3分の2で、胸底から地面までの距離は体高の約3分の1とされています。
このバランスが保たれていることで、歩行が安定し、腰への負担も軽減されます。

FCI加盟国における遵守義務

FCI加盟国では、原産国ドイツが定めたこの基準を遵守する義務があります。
つまり、FCI加盟国においては、この比率こそが“本流”の姿ということです。


イギリス系とドイツ系の違い

見た目の印象が変わるポイント

  • ドイツ系:正しい比率で脚が長めに見える
  • イギリス系:胴が長く脚が短い傾向
    同じ犬種でも、血統の違いによって印象は大きく変わります。

日本でイギリス系が主流になった経緯

長らく、日本に輸入されるダックスはイギリス系が中心でした。
そのため、多くの飼い主が「短足型」を“普通”と認識しています。


混血説は本当?

チワワなどの血が混ざると純血ではなくなる

ネット上では「チワワの血が混ざると足が長くなる」という説が見られますが、これは誤りです。
チワワとの交配があれば、それはもはや純血のダックスフンドではありません。

同じドイツ系でも足の長さに個体差はある

正しい血統内でも、遺伝的な個体差でやや足が長めに見えることはあります。
これは自然な範囲の違いであり、混血とは全く別の話です。


足の長さと健康の関係

胴長短足型の腰への負担

胴が長く、脚が極端に短い体型は、椎間板ヘルニアなどのリスクを高めるとされています。
特に段差や階段の昇降には注意が必要です。

正しい比率がもたらす安定性

FCI基準に沿った体型は、腰への負担を軽減し、運動時の安定性を高めます。
「足が長い」と感じる体型は、むしろ健康面でプラスに働きます。


迎える前に知っておきたいこと

体型は健康と直結する

見た目の印象だけでなく、体型は犬の健康寿命にも関わります。
短足型が可愛いと感じても、その体型が将来の負担になる場合があります。

本来の比率を知って選ぶことの大切さ

これから迎える場合、見た目だけで判断せず、ブリードスタンダードに基づく体型を理解して選ぶことが大切です。


まとめ

長く見えるのは「正しい」から

カニンヘンダックスの足が長く見えるのは、多くの場合“本来の比率”である証拠です。
日本の短足型基準と比較することで錯覚が生まれています。

原産国基準を知って愛犬を理解する

原産国ドイツの基準を知ることで、愛犬の体型を正しく評価でき、不必要な不安や誤解を避けられます。

  • カニンヘンダックス・ミニチュアダックスで世界No.1として有名になったトラストブリーダー・亀川正敏

    宮城県登米市のドイツ純血ダックス専門犬舎(シルトクレーテ)で、繁殖・育成環境を構築し、24時間/365日を犬を過ごしながら、世界水準のブリーディングを追求。先天性遺伝の排除、骨格構成・性格など「ダックスの犬質」にこだわったブリーディング歴30年超。 日本国内ではJKCのアウトスタンディングブリーダー、ペディグリーアワード、本部展BOBなどチャンピオン多数受賞。国際舞台では、World Dog Show 2017 Leipzig World Best Breeder ML Dachshund、KL Dachshundなど、アジア・ヨーロッパ・世界各地のドックショーで、数々のチャンピオン受賞歴を持つ。 日本基準にとらわれず、世界基準であるFCI(国際畜犬連盟)に忠実な犬づくりを徹底。「本物の美しさと健全性、そして精神性を未来へ継承すること」を使命とする。JKC公認ハンドラー。

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