Contents
【目次】
- ダックスの被毛って何のためにあるの?(基本の役割)
- ダックスフンドにサマーカットはNGって本当?
- サマーカットとはどんなカット?
- ダックスにNGと言われる理由とは? - 暑さ対策はどうすればいいの?
- サマーカットの代わりにできること
- 日常でできる暑さケアリスト - 正しいブラッシング方法とは?
- 抜け毛の量は正常?異常?
- 頻度・使う道具・NG行動
- ブラッシングQ&A - サマーカットしてしまったらどうする?
- 毛が戻らないって本当?再生を助けるケアとは
- 紫外線・乾燥から皮膚を守る方法 - 被毛の健康は「体質」や「育った環境」によっても変わる
ダックスの被毛って何のためにあるの?(基本の役割)
まず最初に理解しておきたいのは、「ダックスの被毛はただの飾りではない」ということです。
ダックスフンドはダブルコート(上毛と下毛の2層構造)を持つ犬種で、特にスムース・ロング・ワイヤーの3種いずれにも共通して、被毛には以下のような大切な役割があります。
- 体温調節:冬は暖かさを保ち、夏は熱をこもらせない調整機能。
- 紫外線・刺激から皮膚を守る:直射日光、虫刺され、外的刺激から皮膚をガード。
- 湿気や乾燥のバリア:急激な湿度変化や乾燥から皮膚を保護。
つまり、被毛は体の中から自然に整えられた「最も適した防護服」なのです。これをむやみに短くしてしまうと、かえって暑さや皮膚への負担が増えてしまうのです。
ダックスフンドにサマーカットはNGって本当?
サマーカットとはどんなカット?
サマーカットとは、夏の暑さ対策として「被毛を極端に短く刈る」ことを指します。具体的には、1〜3mmほどのバリカンで全身を丸刈りに近くカットするスタイルを指すことが多く、見た目には涼しそうに見えるため、つい試したくなる飼い主さんも多いかもしれません。
しかし、この方法は一部の犬種には適していても、ダックスにはリスクが高いとされています。
ダックスにNGと言われる理由とは?
最大の理由は「被毛の構造と役割を壊してしまうから」です。
ダックスは前述の通りダブルコート。上毛(ガードヘア)と下毛(アンダーコート)が層になって機能しています。この被毛は、一定の長さと密度を保つことで体を守っています。
サマーカットをしてしまうと…
- 毛がうまく生えそろわなくなる(毛質が変わる)
- 紫外線が直接皮膚に届き、日焼け・炎症のリスクが増す
- 体温調節機能が低下し、かえって熱がこもる場合がある
という問題が生じやすく、特に一度毛質が変わると元には戻りづらいため、慎重な判断が求められます。
暑さ対策はどうすればいいの?
サマーカットの代わりにできること
「暑そうだから短くする」ではなく、根本的に快適な環境を整えることが何より重要です。以下のような日常的な対策こそ、最も実用的で安全な方法です。
日常でできる暑さケアリスト
- 室内の温度・湿度管理:エアコンと除湿を適切に使い、25℃前後に保つ。
- 散歩時間の工夫:早朝や夜間の涼しい時間帯に。アスファルトの熱も要注意。
- 冷感グッズの活用:冷感マット、アイスバンダナ、クールウェアなど。
- 水分補給の促進:自発的に飲みやすくするため、複数箇所に水を置く。
- ブラッシングで通気性を保つ:抜け毛を取り除き、毛の間に風が通るように。
このような「日々の工夫」こそが、サマーカットよりもずっと確実で、安全な暑さ対策になります。
正しいブラッシング方法とは?
被毛管理の要とも言えるのが、日々のブラッシングです。これは単に毛を整えるだけでなく、健康チェックや皮膚トラブルの予防にもつながります。
抜け毛の量は正常?異常?
ダックスは毛がよく抜けます。特にロングとワイヤーでは、季節の変わり目に「換毛期」がはっきりと現れます。その時期は一時的に抜け毛が増えるため、驚かずに対応しましょう。
ただし、以下のような場合は要注意です:
- 1年中、明らかに大量に抜け続けている
- 地肌が透けて見えるほど薄くなってきた
- 皮膚に赤みやカサブタがある
このような時は、ブラッシングのやり方以前に皮膚トラブルの可能性を考え、獣医師の診断を受けるのが安全です。
頻度・使う道具・NG行動
ブラッシングの基本
- 頻度:週3〜4回(換毛期は毎日でもOK)
- 道具:スリッカーブラシ、ピンブラシ、ラバーブラシ、コーム(毛質によって使い分け)
- 力加減:やさしく、毛の流れにそって
よくあるNG行動
Q. 「強くやれば早く抜け毛が取れる?」
→ 皮膚を傷つける恐れがあります。時間がかかっても“優しく丁寧に”が基本。
Q. 「毛が短いからあまりしなくていい?」
→ スムースでも皮脂が溜まりやすく、通気性確保のため定期的なブラッシングは大切です。
サマーカットしてしまったらどうする?
毛が戻らないって本当?再生を助けるケアとは
もしすでにサマーカットをしてしまった場合でも、焦る必要はありません。皮膚と毛根をいたわるケアを根気よく続けることで、回復をサポートすることが可能です。
毛の回復サポートには「皮膚の健康環境づくり」が不可欠です
- 保湿ケア:乾燥や炎症から皮膚を守るために、天然成分ベースの保湿スプレーなどを使用すると良いでしょう。
→ 被毛そのものを再生させるのではなく、毛が育ちやすい土台(皮膚)を整えることが目的です。 - 食事管理:皮膚・被毛の健康維持に必要な栄養素が十分に入った食事を与えましょう。
- 紫外線対策:短くカットされた状態では、皮膚が直接紫外線にさらされます。
→ 散歩時は日陰を選ぶ、またはUVカット機能付きの犬用クールウェアなどを活用し、皮膚をしっかり守ってあげましょう。
紫外線・乾燥から皮膚を守る方法
一度短く刈ってしまった被毛は「生えそろうまでの間」も皮膚を守ってあげる必要があります。特に以下のようなケアが有効です:
- UVカット効果のある犬用ウェア
- 散歩の時間帯を朝夕に固定
- 室内の加湿と保湿スプレーの併用
被毛の健康は「体質」や「育った環境」によっても変わる
最後に、意外と見落とされがちな視点ですが――
どれだけ正しくケアしても、「毛質そのもの」が弱い子は確かに存在します。
これは、遺伝的な体質や、生まれ育った環境(母犬の栄養状態、離乳期の管理など)にも深く関係しています。
たとえば:
- 幼少期に適切な栄養がなかった
- 皮膚にアレルギーや慢性疾患がある
- 親犬が被毛トラブルを抱えていた
このような背景があると、被毛の質そのものに影響することもあるのです。
そのため、表面的な対処だけでなく、愛犬の体質や育ちにも目を向けることが、根本的なケアに繋がります。
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