目次

  1. ミニチュアダックスとカニンヘンダックスの平均寿命は?
     1-1. ミニチュアダックスの平均寿命
     1-2. カニンヘンダックスの平均寿命
     1-3. 両者に寿命の差はあるのか?
  2. なぜダックスフンドは長生きしやすい犬種なのか?
     2-1. 小型犬全般の長寿傾向
     2-2. ダックス特有の体質と遺伝的背景
     2-3. 長寿の実例(ギネス記録・シルトクレーテ20歳の事例)
  3. ダックスフンドの寿命を縮めやすいリスクとは?
     3-1. 椎間板ヘルニアなど体型特有の疾患
     3-2. 肥満・歯周病など生活習慣に起因するリスク
     3-3. 高齢期に注意すべき病気
  4. ダックスを長生きさせるためにできる日常ケアは?
     4-1. 適切な食事と体重管理
     4-2. 毎日の歯磨きとデンタルケア
     4-3. 無理のない運動と遊び
     4-4. 住環境の整備(滑り止め・段差対策の考え方)
     4-5. 定期健診と信頼できる獣医師の選び方
  5. 寿命と暮らしの質を考える上で大切なこと
     5-1. 「長生き」だけでなく「快適に生きる」視点
     5-2. 飼い主との時間が犬の心を支える
     5-3. 繁殖・育成・日常ケアが未来の寿命を形づくる

導入文

ミニチュアダックスとカニンヘンダックスの寿命について調べてみると、サイトごとに「13〜16歳」「14〜17歳」と幅があり、「実際どちらが長生きなの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、ミニチュアもカニンヘンも平均寿命に大きな差はありません。いずれも小型犬の中では長寿の傾向が強い犬種であり、適切なケアをすれば15歳前後、あるいは20歳を超えて長生きする子もいます。

この記事では、平均寿命の正しい理解から、ダックスが長生きする理由、寿命を縮めるリスク、長寿につながる日常ケア、そして「長生きと暮らしの質」の両立についてまで、専門的な視点で解説します。


1. ミニチュアダックスとカニンヘンダックスの平均寿命は?

1-1. ミニチュアダックスの平均寿命

ミニチュアダックスの平均寿命はおおよそ 13〜16歳 と言われています。国内外の複数の調査でもほぼ同じ傾向が示されており、小型犬らしい長寿傾向が特徴です。

1-2. カニンヘンダックスの平均寿命

カニンヘンダックスも同様に 13〜16歳前後 が一般的です。中には17歳前後まで生きるケースもあり、「カニンヘンだから短命」ということはありません。

1-3. 両者に寿命の差はあるのか?

結論として、サイズによる寿命の差はほとんどないと考えてよいでしょう。むしろ影響が大きいのは「遺伝的な健康背景」や「飼育環境・日常ケア」です。


2. なぜダックスフンドは長生きしやすい犬種なのか?

2-1. 小型犬全般の長寿傾向

犬は一般的に、小型犬ほど寿命が長く、大型犬ほど短くなる傾向があります。ダックスフンドも小型犬に分類されるため、他犬種と比べて長生きする傾向が強いのです。

2-2. ダックス特有の体質と遺伝的背景

ダックスは遺伝的に致命的な疾患が少ない犬種とされており、基礎体力がしっかりしていることも長寿の要因のひとつです。ただし、ヘルニアや肥満など「体型に起因する病気」には注意が必要です。

2-3. 長寿の実例(ギネス記録・シルトクレーテ20歳の事例)

世界的には21歳まで生きたミニチュアダックスがギネス記録として認定されています。
また、日本でも20歳まで生きたダックスの例は少なくありません。たとえばシルトクレーテでは、20歳でなお全ての歯が残っていた犬が実際に存在します。これは日々の歯磨き習慣のおかげで、歯周病を防ぎ、結果として全身の健康維持につながったと考えられます。


3. ダックスフンドの寿命を縮めやすいリスクとは?

3-1. 椎間板ヘルニアなど体型特有の疾患

胴が長く足が短い体型ゆえに、椎間板ヘルニアを発症するリスクが高い犬種です。ジャンプや段差の昇降は控えめにすることが一般的に推奨されています。

3-2. 肥満・歯周病など生活習慣に起因するリスク

食欲旺盛な子が多く、肥満は寿命を縮める大きな要因になります。肥満は心臓や関節への負担だけでなく、ヘルニアリスクも高めます。
また、歯周病も要注意です。口腔内の細菌が全身の臓器に影響を与え、心臓病や腎臓病を引き起こすことがあります。

3-3. 高齢期に注意すべき病気

高齢期になると心疾患・腎疾患・腫瘍などのリスクも高まります。特にシニア期には「年齢相応だから仕方ない」と放置せず、早期発見の意識を持つことが大切です。


4. ダックスを長生きさせるためにできる日常ケアは?

4-1. 適切な食事と体重管理

栄養バランスの取れたフードを与え、体型を常にチェックすることが基本です。理想体重を維持することは、長寿の大前提です。

4-2. 毎日の歯磨きとデンタルケア

歯磨きは最も効果的な「長寿の秘訣」のひとつです。歯周病予防は、全身の健康を守ることに直結します。先ほど紹介した20歳のシルトクレーテ犬も、毎日の歯磨き習慣で全歯を維持していました。

4-3. 無理のない運動と遊び

短い散歩や遊びでも十分です。肥満防止のためには「毎日継続すること」が大切です。

4-4. 住環境の整備(滑り止め・段差対策の考え方)

一般的には滑り止めや段差対策が推奨されています。ただし、シルトクレーテで育ったダックスは骨格や筋肉がしっかりしているため、特別な制限を設けなくても問題なく暮らせます。大切なのは「自由に動ける健康な体」を維持することです。

4-5. 定期健診と信頼できる獣医師の選び方

定期的な健診は大切ですが、「年に何回」といった回数よりも 信頼できる獣医師との関係性 が寿命に直結します。
数値だけで過剰な治療をする獣医師ではなく、犬の全体を観察し、本当に必要なケアを見極めてくれる獣医師を選ぶことが大切です。


5. 寿命と暮らしの質を考える上で大切なこと

5-1. 「長生き」だけでなく「快適に生きる」視点

寿命の長さだけでなく、日々の生活を快適に過ごせるかどうかが犬の幸せにつながります。

5-2. 飼い主との時間が犬の心を支える

適度なスキンシップや遊び、安心できるコミュニケーションは、犬のメンタルを支え、健康寿命にも影響します。

5-3. 繁殖・育成・日常ケアが未来の寿命を形づくる

犬の寿命は「生まれる前の繁殖背景」「子犬期の育ち方」「日常のケア」の積み重ねで決まります。これはシルトクレーテが大切にしている哲学でもあり、健康で長寿なダックスを育むための根本的な視点です。


シルトクレーテの哲学から考える、ダックスフンドの寿命と幸せ

ダックスフンドの寿命は、単に「平均寿命○年」といった数字で語り尽くせるものではありません。
本質的には、生まれる前の繁殖背景・子犬期の育ち方・引き渡し後の飼育環境とケアの積み重ねが未来の寿命を形づくります。

シルトクレーテでは「健康な体を持ち、生涯を安心して暮らせる犬を育てる」という理念のもと、

  • 遺伝的な疾患リスクを極力排除する繁殖管理
  • 骨格や筋肉がしっかり発達する子犬期の育成
  • 引き渡し後も続く日常ケア(特に歯磨きや食事指導)

を徹底してきました。

その結果、20歳で全ての歯が残っていたダックスのように、ただ長生きするだけでなく「健康で幸せな長寿」を実現できる子が育っています。

しかし、ここで大切なのは「20歳まで生きることが目標」ではない、ということです。
寿命には私たちの努力で守れる部分と、どうしても天命に委ねる部分があります。

だからこそ本当に大事なのは、“どれだけ長く生きるか”ではなく、“生きている時間をどれだけ幸福にできるか” という視点です。
10歳であれ、15歳であれ、20歳であれ――その犬が飼い主と共に安心し、愛されながら日々を過ごせたなら、それはかけがえのない豊かな一生だと言えるでしょう。

「寿命を延ばすこと」と「その時間を豊かにすること」。
この二つを大切にしてこそ、ダックスフンドと飼い主が共に歩む本当の“幸せな長寿”が実現するのだと、私たちは考えています。


  • カニンヘンダックス・ミニチュアダックスで世界No.1として有名になったトラストブリーダー・亀川正敏

    宮城県登米市のドイツ純血ダックス専門犬舎(シルトクレーテ)で、繁殖・育成環境を構築し、24時間/365日を犬を過ごしながら、世界水準のブリーディングを追求。先天性遺伝の排除、骨格構成・性格など「ダックスの犬質」にこだわったブリーディング歴30年超。 日本国内ではJKCのアウトスタンディングブリーダー、ペディグリーアワード、本部展BOBなどチャンピオン多数受賞。国際舞台では、World Dog Show 2017 Leipzig World Best Breeder ML Dachshund、KL Dachshundなど、アジア・ヨーロッパ・世界各地のドックショーで、数々のチャンピオン受賞歴を持つ。 日本基準にとらわれず、世界基準であるFCI(国際畜犬連盟)に忠実な犬づくりを徹底。「本物の美しさと健全性、そして精神性を未来へ継承すること」を使命とする。JKC公認ハンドラー。

なぜ、賢い愛犬家は「プロが12ヶ月育成した」成犬ミニチュアダックスを選ぶのか?

ダックスフント:Dachshund
夜泣き、トイレの失敗、ご近所への謝罪…。 「あんなに頑張ったのに、どうして?」 もし、あなたが過去の愛犬との暮らしでそう感じたことがあるなら、このレポートが救いになるはずです。

実は、しつけがうまくいかない原因は、あなたのやり方ではありませんでした。

「生後2〜3ヶ月で迎える」という、日本の常識そのものに無理があったとしたら?

「プロに12ヶ月育ててもらう」という新しい選択肢を、まずは知ってください。