「ダックスの顔まわりに生えている、ピンとした毛って何?」「ヒゲみたいだけど、切ってもいいのかな?」
ミニチュアダックスフンドを育てる中で、一度は気になるのが「触毛(しょくもう)」の存在です。見た目に影響するこの毛を、トリミングで整えるべきか、自然のままに残すべきか──。美容と機能、見た目と感覚、その間で迷う飼い主さんも多いのではないでしょうか。
この記事では、「触毛とは何か?」という基本から、「切ってよい毛・切ってはいけない毛」の違い、そしてヨーロッパで“虐待扱い”とされるほどの意味までを、専門的な視点から丁寧に解説します。
Contents
目次
- ミニチュアダックスフンドの触毛とは?見た目・構造・部位
- 飼う前に知っておきたい触毛のこと
- 触毛の役割って何?切ることで起こること
- 世界の常識と法律:触毛カットは「美容」か「虐待」か
- 触毛・飾り毛の成長と変化のタイミング
- ケア・お手入れの方法:どうするか?切るか残すかの判断基準
- 見た目優先か快適性優先か:飼い主としての判断の指針
1. ミニチュアダックスフンドの触毛とは?見た目・構造・部位
触毛とは、犬の感覚器の一部であり、皮膚から深く根ざして生える太くて硬い毛のことです。人間で言えば「まつ毛」や「鼻毛」のように、感覚的な役割を持っています。
主に見られる部位は以下の通り:
- 口のまわり(マズル)
- 目の上(眉のような位置)
- 頬や顎
これらはヒゲとも呼ばれますが、飾り毛とは異なり、神経が通った感覚器です。
2. 飼う前に知っておきたい触毛のこと
迎える前にはあまり注目されませんが、触毛の存在は日々のケアや見た目の印象に影響します。
- トリミング後にヒゲがなくなって驚くことがある
- 飾り毛との違いがわかりにくい
- 手入れの必要性や頻度が分からない
被毛タイプにより見た目や扱いも異なるため、特にロングやワイヤータイプは要注意です。
3. 触毛の役割って何?切ることで起こること
触毛は以下のような機能を持つ重要な感覚器です。
- 空間把握:周囲との距離を感じる
- 危険察知:目の保護、空気の動きの感知
- 社会行動の補助:他犬との距離感に影響
切ってしまうと、不安行動や距離感の喪失、物にぶつかるなどの影響が出る可能性もあります。
4. 世界の常識と法律:触毛カットは「美容」か「虐待」か
ドイツ・オーストリア・スイスなどでは、触毛を切ることは動物虐待に該当するとされています。
- 日本ではかつて一般的だったが、近年では「切らない」トリミングが主流に
- 動物福祉の観点から再評価されている
- 美容よりも快適性や機能性を優先する文化が広がっている
5. 触毛・飾り毛の成長と変化のタイミング
- 触毛:生後すぐから存在し、成長とともに目立ってくる
- 飾り毛:生後3〜6ヶ月あたりから成長し始める
- 被毛タイプ:ロング・ワイヤーは毛量・毛質が異なり、個体差も大きい
飾り毛とは、耳のふち・胸元・脚の後ろ・しっぽなどに生えるふさふさした被毛のことで、「フリンジ」とも呼ばれます。触毛のように神経は通っておらず、日常のトリミングやお手入れで整えることができます。見た目の印象を左右する一方で、切っても痛みはなく、犬の機能に直接的な影響はありません。
6. ケア・お手入れの方法:どうするか?切るか残すかの判断基準
切ってはいけない毛
- ヒゲ状の太くて深く生えた触毛
- 目の上や口周りなど、感覚的に重要な部位
整えても問題ない毛
- 耳や胸の飾り毛(被毛)
- 美観や衛生面でのトリミングとして許容される範囲
ただし、Schildkroteではこの点に独自の哲学があります。
シルトクレーテでは、足裏や足回りなど、犬が安全かつ快適に暮らすために必要な最小限のケアを除き、体の被毛に余計なカットは一切加えません。
なぜなら、犬が本来持つ自然の美しさ——毛の流れ・長さ・表情——こそが最も美しく、最も調和の取れた姿だと信じているからです。
7. 見た目優先か快適性優先か:飼い主としての判断の指針
- 見た目が気になる気持ちも自然な感情
- ただし、犬の感覚・安全・快適性を犠牲にしないことが大前提
- “犬の立場に立ったケア”を考えることが、最終的な満足につながります
なぜ、賢い愛犬家は「プロが12ヶ月育成した」成犬ミニチュアダックスを選ぶのか?
実は、しつけがうまくいかない原因は、あなたのやり方ではありませんでした。
「生後2〜3ヶ月で迎える」という、日本の常識そのものに無理があったとしたら?
「プロに12ヶ月育ててもらう」という新しい選択肢を、まずは知ってください。



