目次

  1. 「売れ残りのカニンヘンダックス」って本当に問題なの?
  2. なぜ売れ残りが起きるのか?ペット業界の仕組みと背景
  3. 「売れ残り=問題あり」は本当?誤解と真実
  4. むしろ“育成済みの成犬”という価値:落ち着き・しつけ・性格
  5. 安く迎えたい人が気をつけるべきチェックリスト
  6. “売れ残り”を生まないために:トラストブリーディングの視点
  7. まとめ:商品としての「売れ残り」なのか「徹底的に育成してもらっているのか」を見る

「売れ残りのカニンヘンダックス」って本当に問題なの?

「6か月のカニンヘンダックスが気になるけど、まだ飼い主が決まっていないのが心配」
「安くなっているけど、理由があるのでは?」

そんな疑問や不安を持つ方が、意外と多くいらっしゃいます。
確かに「売れ残り」と聞くとネガティブな印象を受けるかもしれませんが、実はこの言葉が生まれる背景には、ペット業界の販売構造と、それに対する誤解があるのです。

この記事では、「売れ残り」という言葉に迷う方に向けて、その真実と、本当に安心できるカニンヘンダックスの迎え方を、専門的な視点からわかりやすく解説します。


なぜ売れ残りが起きるのか?ペット業界の仕組みと背景

「売れ残り」という言葉が使われる背景には、“犬は早いうちに売れるべき”という市場主導の考え方があります。
ペットショップでは「生後2〜3ヶ月が販売のピーク」とされ、それを過ぎると価格が下がる傾向にあるため、「売れ残り」という表現が使われるのです。

しかしこれはあくまで販売側の都合によるタイミングであり、犬の成長や心の安定とはまったく関係がありません。

本来、犬の情緒や社会性の発達には生後4ヶ月〜12ヶ月までの育成期間が非常に重要です。
ブリーダーのもとで母犬や兄弟犬、人間との関わりを持ちながら育った犬は、トイレ、お留守番、散歩、人との接し方など、基本的なしつけや社会性が自然と身についていきます。

▶ ただし、ここで重要なのは、単に「時間をかける」ことではありません。
ただ繁殖して育てているだけでは、その期間は何の意味も持ちません。
犬の行動発達を理解し、月齢ごとの課題に沿って計画的に育成し、社会化・しつけ・人との信頼関係を徹底的に構築する環境があることが前提です。

つまり、「生後6ヶ月」「1歳」という月齢だけで安心するのではなく、
“その時間がどう使われてきたか”こそが、本当の意味で安心できるかどうかの分かれ目になるのです。


「売れ残り=問題あり」は本当?誤解と真実

「まだ迎えられていないのは、性格や健康に問題があるのでは?」
そう思ってしまう気持ちはよくわかります。

しかし、これは完全な誤解です。

実際には、以下のような理由で“まだ出会えていないだけ”のケースが多く存在します。

  • 人気の毛色やタイプではないため、一般的な購入希望者の目に留まりにくい
  • 他の兄弟より少し慎重な性格で、見学時にアピールが控えめ
  • 健康管理に時間をかけてから引き渡す方針のブリーダー

つまり、「売れ残り」という表現の裏には、その子なりのペースやブリーダーの判断による“保留”が含まれていることが多いのです。


むしろ“育成済みの成犬”という価値:落ち着き・しつけ・性格

目が肥えた愛犬家の間では、「子犬よりも成犬で迎えた方が安心」という声もあります。

なぜなら、以下のような点で大きなメリットがあるからです:

  • 社会化がしっかり済んでおり、人との関わりに慣れている
  • トイレ、クレート、お散歩など基本のしつけが定着している
  • 性格がはっきりしていて、自分との相性が判断しやすい
  • 留守番のトレーニングや夜泣きなどの心配が少ない

これは偶然ではなく、月齢が進むまで手間と時間をかけて育てられた結果です。

特にトラストブリーディングを実践するブリーダーでは、月齢が進んでからの譲渡は「売れ残った」のではなく「育成に時間とコストを惜しまずかけた証」とされています。

そのような犬は、実際に暮らし始めてからの安心感がまるで違います。


安く迎えたい人が気をつけるべきチェックリスト

「価格が下がっている」ことに惹かれて犬を迎える場合、次のポイントを冷静に確認することが大切です:

  • 健康診断やワクチン接種歴が明示されているか
  • 遺伝子検査は行われているか
  • どのような環境で育てられてきたか(母犬との関係、人との接触)
  • 社会化のトレーニング内容(人慣れ、音慣れ、散歩、トイレなど)
  • ブリーダーが今後も相談に乗ってくれる体制があるか

安さだけで選ぶと、「手放された犬」「販売に失敗した犬」「管理が不十分な環境にいた犬」といったリスクも含まれます。
それを避けるためにも、“値段以上の育成背景”を見る視点が不可欠です。


“売れ残り”を生まないために:トラストブリーディングの視点

トラストブリーディングとは、「売るため」ではなく「未来に繋げる」を基準にした繁殖を行う考え方です。

この考え方に基づいた育成では、

  • 需要に合わせた安易な繁殖はせず
  • 生まれる前から「将来イメージ」を想像
  • 月齢が進んでもその子の特性に合った環境を見極めて譲渡

というスタンスを取り続けます。

だからこそ、「売れ残り」という発想そのものが存在しません。
むしろ、譲渡のタイミングは“ご縁と、その子の個性が整った時”と捉えられます。


まとめ:商品としての「売れ残り」なのか「徹底的に育成してもらっているのか」を見る

一見同じように見える“生後6ヶ月のカニンヘンダックス”。
でも、その背景にある「育てられ方」には、大きな差があります。

それは、単に“売れなかったから残っている”のか。
それとも、「この子が将来、どんな家庭に行っても困らないように」と考え、時間と手間をかけて育てられてきた結果なのか。

私たちが本当に見るべきなのは、価格でも、月齢でもありません。
その子が「どんな環境で」「どのように育てられてきたのか」。
そして、“この命に、どれだけの愛情と責任が注がれてきたか”という視点です。

トラストブリーダーschildkroteでは、生まれる前から引き渡し後まで、犬たちにとって最も幸せな未来を想定して、繁殖・育成・譲渡すべてのプロセスを組み立てています。

「売れ残り」という言葉に不安を感じるときこそ、
その子の育成背景と、ブリーダーの姿勢に目を向けてみてください。

  • カニンヘンダックス・ミニチュアダックスで世界No.1として有名になったトラストブリーダー・亀川正敏

    宮城県登米市のドイツ純血ダックス専門犬舎(シルトクレーテ)で、繁殖・育成環境を構築し、24時間/365日を犬を過ごしながら、世界水準のブリーディングを追求。先天性遺伝の排除、骨格構成・性格など「ダックスの犬質」にこだわったブリーディング歴30年超。 日本国内ではJKCのアウトスタンディングブリーダー、ペディグリーアワード、本部展BOBなどチャンピオン多数受賞。国際舞台では、World Dog Show 2017 Leipzig World Best Breeder ML Dachshund、KL Dachshundなど、アジア・ヨーロッパ・世界各地のドックショーで、数々のチャンピオン受賞歴を持つ。 日本基準にとらわれず、世界基準であるFCI(国際畜犬連盟)に忠実な犬づくりを徹底。「本物の美しさと健全性、そして精神性を未来へ継承すること」を使命とする。JKC公認ハンドラー。

なぜ、賢い愛犬家は「プロが12ヶ月育成した」成犬ミニチュアダックスを選ぶのか?

ダックスフント:Dachshund
夜泣き、トイレの失敗、ご近所への謝罪…。 「あんなに頑張ったのに、どうして?」 もし、あなたが過去の愛犬との暮らしでそう感じたことがあるなら、このレポートが救いになるはずです。

実は、しつけがうまくいかない原因は、あなたのやり方ではありませんでした。

「生後2〜3ヶ月で迎える」という、日本の常識そのものに無理があったとしたら?

「プロに12ヶ月育ててもらう」という新しい選択肢を、まずは知ってください。