「シルトクレーテ」では「なぜそこまで純血にこだわるのか?」と感じる方も少なくありません。

本記事では、シルトクレーテという犬舎の基本情報とともに、繁殖・出産・育成に込められた哲学をご説明します。

お読みいただくことで、ダックスフンドをはじめ、専門犬舎選びの本質的な視点を知る手がかりとしてもらえれば幸いです。

目次

  1. シルトクレーテとはどんな犬舎?
    • 所在地と基本情報
    • 専門犬種と掲げる理念
    • お里帰り文化と発信活動
  2. なぜシルトクレーテはドイツ純血のダックスにこだわるのか?
    • ダックスフンドの歴史と原産国とのつながり
    • 純血であることが守る健康と性格
    • 日本の現状と交雑による課題
    • 血統を守ることの文化的意味
  3. 繁殖・出産・育成に込められたシルトクレーテの流儀
    • 遺伝子検査と繁殖計画
    • 出産前後の母犬へのケア
    • 家と一体化した育成環境
    • 天然水や自然環境を活かした生活
    • 社会化としつけの工夫
  4. トラストブリーダーとしての姿勢と違い
    • 営利目的の繁殖との違い
    • 「育ての親」としての生涯サポート
    • お里帰り文化に象徴される関係性
  5. よくある質問(FAQ)
    • ドイツ純血とそうでないダックスはどう違うの?
    • 純血にこだわると健康面で良いことがあるの?
    • 色やサイズのバリエーションは制限されるの?
    • シルトクレーテの犬は家庭犬として育てやすい?
    • 他のブリーダーとの一番の違いは何?
  6. まとめ:シルトクレーテの哲学が示すもの
    • 「生まれる前から」「育つ環境」「一生涯の関係性」
    • 犬舎選びの本質を考えるための視点


シルトクレーテとはどんな犬舎?

シルトクレーテは宮城県登米市にある、ドイツ純血のミニチュアダックスフンドとカニンヘンダックスフンドを専門に扱う犬舎です。公式サイトやSNSでは「健康で、穏やかで、家族として長く寄り添える子を」という理念を掲げ、単なる繁殖販売ではなく「育ての親」として犬たちと家族を見守る姿勢を大切にしています。

犬舎は自宅と一体化しており、犬たちは日常生活の中で人や音に触れながら社会化されます。また「お里帰り文化」と呼ばれる仕組みを通じ、巣立った後も定期的に犬舎を訪れ、成長や関係性を確認できる環境を整えています。


なぜシルトクレーテはドイツ純血のダックスにこだわるのか?

ダックスフンドの歴史と原産国とのつながり

ダックスフンドはドイツ原産の犬種で、本来はアナグマ猟に使われてきました。足の短さや骨格のバランス、気質の強さは長い年月をかけて作り上げられたものです。シルトクレーテは「原産国の血統を尊重することが健全な繁殖につながる」と考え、純血であることを守り続けています。

純血であることが守る健康と性格

交雑や外見重視の繁殖では、遺伝性疾患や性格の不安定さが生じやすいとされています。シルトクレーテでは、遺伝子検査(PRA検査)を行い、骨格・筋肉・毛質・性格まで多角的に見極めた繁殖を行っています。その背景には「ただ見た目がかわいい」ではなく「健やかで穏やかな生涯」を重視する姿勢があります。

日本の現状と交雑による課題

日本では人気犬種であるがゆえに、安易な繁殖や流通が多く行われています。その結果、本来であれば避けられるはずの問題や、トラブルを抱えるケースも見受けられます。シルトクレーテはこうした現状を踏まえ、あえて純血にこだわることで、健康で本来の気質を備えたダックスを未来に残そうとしています。

血統を守ることの文化的意味

血統を守ることは、単なる「純血主義」ではなく、犬種そのものの文化を守ることでもあります。原産国が築いてきた形や性格を尊重することは、その犬種の未来を守る責任につながると考えています。


繁殖・出産・育成に込められたシルトクレーテの流儀

遺伝子検査と繁殖計画

遺伝子検査を行い、病気のリスクを避けた組み合わせで繁殖を行います。外見や流行ではなく、健康と健全な性格を第一に計画しています。

出産前後の母犬へのケア

母犬は出産に備え、十分な栄養管理と静かな環境で過ごしますが、安産になるように適度な運動は毎日行います。出産後も体調を細かくチェックし、ストレスを最小限にするよう心がけています。

家と一体化した育成環境

犬舎は一般的な“ケージ中心の施設”ではなく、家とつながった空間です。子犬は家族の生活音や人とのふれあいの中で育ち、自然と社会化が進みます。

天然水や自然環境を活かした生活

天然井戸水や自然の空気を活かし、人工的なものに頼りすぎない育成を心がけています。これは身体の健康だけでなく、心の落ち着きにもつながると考えています。

社会化としつけの工夫

兄弟や成犬との関わり、人との触れ合いを通じて社会性を学びます。この過程で吠えや噛みといった問題行動を減らし、家庭犬として育てやすい土台を築きます。


トラストブリーダーとしての姿勢と違い

シルトクレーテが自ら名乗る「トラストブリーダー」とは、譲って終わりではなく、生涯にわたって犬と飼い主を支える存在を意味します。

ペットショップや営利目的の繁殖では「売ったら関係が終わる」ケースが多い一方、シルトクレーテはお里帰り文化や相談体制を通じ、成長後もつながりを持ち続けます。これは犬と家族にとって大きな安心につながる仕組みです。


よくある質問(FAQ)

Q1. ドイツ純血とそうでないダックスはどう違うの?
→ 血統の純粋さは、骨格・性格・健康の安定につながります。交雑による個性も否定はしませんが、純血は「犬種としての理想像」を保つ意味を持っています。

Q2. 純血にこだわると健康面で良いことがあるの?
→ 遺伝的なリスクを管理しやすく、疾患の発症を減らす可能性があります。

Q3. 色やサイズのバリエーションは制限されるの?
→ ドイツ基準に沿うため、流行色や極端な小型化は避けています。健康や構成を重視しているためです。

Q4. シルトクレーテの犬は家庭犬として育てやすい?
→ 社会化を徹底しているため、穏やかで家庭生活に馴染みやすい子が多いと思います。

Q5. 他のブリーダーとの一番の違いは何?
→ 「生涯にわたる関係性」を前提にしている点です。譲渡後のサポート体制と文化的な犬舎づくりは、大きな特徴です。


まとめ:シルトクレーテの哲学が示すもの

シルトクレーテがドイツ純血にこだわり続けるのは、単なる「血統の保存」ではありません。

  • 生まれる前からの計画
  • 育つ環境の徹底
  • 引き渡した後も続く生涯の関係

これらすべてを大切にする哲学のもと、犬種を未来に残す責任を果たしたいと思っています。

犬舎選びに迷うとき、価格や見た目だけでなく「何を大切にしている犬舎なのか」を知ることが、後悔のない出会いにつながるのかもしれません。

  • カニンヘンダックス・ミニチュアダックスで世界No.1として有名になったトラストブリーダー・亀川正敏

    宮城県登米市のドイツ純血ダックス専門犬舎(シルトクレーテ)で、繁殖・育成環境を構築し、24時間/365日を犬を過ごしながら、世界水準のブリーディングを追求。先天性遺伝の排除、骨格構成・性格など「ダックスの犬質」にこだわったブリーディング歴30年超。

    日本国内ではJKCのアウトスタンディングブリーダー、ペディグリーアワード、本部展BOBなどチャンピオン多数受賞。国際舞台では、World Dog Show 2017 Leipzig World Best Breeder ML Dachshund、KL Dachshundなど、アジア・ヨーロッパ・世界各地のドックショーで、数々のチャンピオン受賞歴を持つ。

    日本基準にとらわれず、世界基準であるFCI(国際畜犬連盟)に忠実な犬づくりを徹底。「本物の美しさと健全性、そして精神性を未来へ継承すること」を使命とする。JKC公認ハンドラー。

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