⑦−4【国際的なつながり】世界基準との対話
世界と競うのではなく、世界と語り合う。
導入
ブリーディングの世界には、国や文化ごとに異なる基準があります。
それぞれの国に歴史があり、美学があり、犬に対する価値観も違います。
シルトクレーテが守り続けているのは、
その中でもドイツ純血ダックスフンドという“原点”の美学です。
しかし私たちは、
ただそれを「正しい」と主張するために世界へ出るのではありません。
世界と語り合い、違いを理解し、
本来のダックスフンド像を対話によって共有していく——
それが私たちの目指す“国際的なつながり”の形です。
理念・考え方
世界のドッグショーは、単なる競技ではありません。
それは文化の交差点であり、
犬という存在を通して「国の哲学」が交わる場です。
私たちはその中で、
ドイツ純血ラインの誇りをもって、
「なぜこの構造でなければならないのか」
「なぜこの気質を大切にするのか」
——その“理由”を伝える努力を続けています。
国ごとの価値観の違いを知ることは、
同時に“自分たちの原点を深く理解する”ことでもあります。
対話は、学びであり、磨きでもあるのです。
実践内容
・海外ショーへの参加と交流
ドイツをはじめ、ヨーロッパ各国のブリーダーやジャッジとの交流を通じて、
犬の本質を基準とした審美観を学び合っています。
・理念の共有
トラストブリーディングの考え方を国境を越えて伝えるために、
言葉や形に頼らず、犬そのものを通じて表現しています。
“見れば伝わる犬”を目指し、
血統と哲学を融合させたプレゼンテーションを行っています。
・文化的対話の重視
国ごとの違いを否定せず、
「どこが違い、なぜそうなったのか」を丁寧に理解する。
そこにこそ、互いを尊重し合う真の国際交流が生まれます。
シルトクレーテの考え方
世界と向き合うとき、
私たちが意識しているのは“比較”ではなく“理解”です。
ドイツの森で育まれた犬たちが持つ本質は、
形ではなく、精神と品格にあります。
それは言葉を超え、世界中の犬好きたちに共通する“敬意”として通じ合うものです。
私たちは、世界と争うために存在しているのではなく、
世界に「ドイツ純血という思想」を伝えるために歩んでいます。
その対話の積み重ねが、
やがて世界全体の犬文化をより豊かにしていくと信じています。
まとめ
ブリーディングは、国境のない文化です。
血統や構造の違いがあっても、
「命を尊ぶ心」だけは、どの国でも同じです。
私たちはこれからも、
ドイツ純血ラインの誇りを胸に、
世界のブリーダーたちと語り合い、学び合いながら、
ダックスフンドという犬種の本質を共に守っていきます。
それが、
世界に対して誠実であり続けるという、トラストブリーディングの姿勢です。
次のページへ
→ ⑦−5【未来像】トラストブリーディングのその先へ
次の章では、血統や理念を超えた「文化」としてのトラストブリーディング。
人と犬が共に生きる未来社会の姿を描きます。
